ステンレストップのパンこね台をイチからDIY!


どうも。
当サイト管理人のこけしの夫、シロクマです。

こけし
こけし

島暮らしをはじめたら直接パンをこねられる台が欲しい!



引っ越す前からずっとこけしが言っていました。

「島に来たからには、やりたいことは全部やってみる」
そう決めて移住したので、いよいよ実行です!!

シロクマ
シロクマ

こけしのおねだり叶えましょう!


このブログはこけしのパンレシピを見に来られる方が多いと思います。
「自宅にパンこね台が欲しい!」という方の参考になれば嬉しいです。

YouTubeショート動画作ったので、動画でイメージを見たい方はぜひ⇩


(景品表示法に基づく表示)本サイトにはPRが含まれる場合があります。

天板の素材問題

今回天板に使用したのはステンレス板です。

  • ステンレスはキッチンでもよく使われている素材で、耐久性もあり衛生的に保ちやすい
  • ホームセンターで購入でき、価格も2,000円程度と安い


このような理由で決めました。
ですが、ステンレス板にたどり着くまでには相当悩んだんですよ・・・。


キッチンカウンターのDIYは他の方もよくやっていますよね。
でも、パンこね台のDIYをしている方はなかなか見つからず、参考になるものが全然なかったんです。


DIY歴2か月足らずのド素人でしたが、諦めてイチから考えて作ることにしました。

まず最初に天板の素材として考えたのは「木材」。

でも、表面をコーティングしないと水分が染みこみます。
かと言って、ニスを塗ったところでパンをこねても大丈夫なのかがわかりません・・・。

シロクマ
シロクマ

毎朝ニス入りパンとかこわいじゃないですか!!



ニスでコーティングする案は却下して、食品に入っても大丈夫なオイルで仕上げるのを考えてみました。

そして見つけたのがオスモカラーのカウンタートップオイルです。
こんなやつ⇩


植物油から作っているキッチンカウンター専用のオイルです。
撥水性もあるし、手入れも簡単そうで良さそう!!高いけど!!


これで行こうかと思ったんです。
でも、こけしがパンをこねてるところを見てふと思いました。

シロクマ
シロクマ

カードですごいガシガシパン生地集めるじゃん・・・


パンを作る方ならわかると思いますが、パンをこねる時にはカードというプラスチック製の板で生地を集めながらこねます。


表面がコーティングされている市販のパンこね台なら、木製でも大丈夫でしょう。
でも、素人がやすってオイルを塗っただけの天板をガシガシやったら・・・

シロクマ
シロクマ

木くず入りパン・・・


実際木くずが入るかはわかりませんが、わからないのならやめることにしました(笑)


この後も大理石やIKEAの天板とか色々考えたんですが、なんせ島暮らしです。
大理石なんてそもそも高すぎるし重すぎるし、IKEAも近くにありません。


こうして何日も悩んだ結果、最終的に「ステンレス板」にたどり着きました。

材料集め

寸法やイメージをノートに描きながら、いつものように海を渡りホームセンターへ。
材料はすべてホームセンター(DCM)で揃いました!


材料をざっと説明すると、

  • 天板はステンレス板
  • ステンレス板の下に土台となる木製の天板
  • 土台の骨組みはSPF材(1×6材)
  • ベニヤ板で骨組みの表面を覆う
  • 半丸棒で装飾
  • 水性ペンキで塗装


こんな感じです。

ちなみにDIYにかかせないインパクトドライバーはこれを使ってます。

ドライバー、ドリル、ジグソー、サンダーがセットなので、これがあればとりあえず大体のことはできます。

クオリティと価格のバランスがいいので、何を買ったらいいのかわからない僕のような初心者にはめちゃくちゃオススメです。


作成

ステンレス板の土台となる天板づくり

ステンレス板の土台となる天板を作ります。
ステンレス板は455×910mmの大きさの物を使うので、土台もこれに合わせないといけません。

DIYで人気のSPF材のうち、1×10材の幅は235mm。
つまり2枚並べると470mmになります。

ステンレス板との差はわずか15mm!やった!

長さは3フィートのものであれば910mmなので、カットもいりません。


骨組みにネジ止めするし表面は隠れてしまうので、ボンドだけで適当にくっつけました。


つなぎ目の窪みが気になったので、ボンドが乾いた後にパテ埋め。
これで天板の土台はオッケーです。


骨組みづくり

脚となる骨組みを作ります。

こね台なので、安定感が大事。
脚が幅広だったら安定するかなぁという安易な考えで1×6材を選択。

四角く組んだものを2つ作ります。

安定性を高めるために、両脚を木材でつなぎます。

接着にはミニステーというものを使ってみました。


が、こんな小さいパーツでこの大きさのものをがっちり固定できるはずもなく、グラッグラに(笑)

結局、ネジを斜めに打ち込んで固定。
ついでに両脚をL字金具で補強しました。


塗装

骨組みが出来上がったので、塗装します。
1×10材の天板と土台の骨組みは塗装前にネジでくっつけました。

塗装には水性のオイルステイン、仕上げはツヤありのクリアニスです。


上は塗らなくてもいい気がしましたが、念のため。
だいぶ形になってきました!


ステンレス板の加工

今回のメイン、ステンレス板を貼っていきます!

ステンレス板は厚さが色々あって、一番薄いのが0.1ミリでした。
0.1ミリだとロール状で売ってるんですが、さすがにペラペラすぎてやめました。

0.3と0.4で迷いましたが、強度を考えて0.4を選択。
ちなみに誰も買わないのか、ホームセンターでめちゃくちゃホコリかぶってました(笑)


袋から出すとこんな感じです。

ヒェッ・・・


かなり取り扱い注意です。
触る時は手袋しましょう。

このまま使うのも危険なので、金属製のやすりで角は少し丸めました。


そして天板にステンレス板をあててみたら、思いのほか15mmの差が気になる感じに・・・。
骨組みとくっつける前にノコギリで端をちょっと切りました。


ステンレス板はそのままだと、まるで鏡のようです。
これだとレシピ動画も撮れないし、手垢や傷も気になります。


というわけで、プロの方の1000分の1くらいのクオリティになるのを覚悟のうえで加工してみることに。
余っていたやすりで、ひたすらクルクルと円を描くようにやすってみました。


クルクルクルクル・・・・・・



お・・・意外とそれっぽい!!!
売るわけではないのでこのくらいのクオリティで十分でしょう!

ちなみに、やすった後は永遠かと思うくらい拭いても拭いても粉が出ました・・・。

シロクマ
シロクマ

あとから気づいたけど、洗えばよかった


ステンレス板の接着

ステンレス板と土台の天板は、ゴリラグルーで接着します。

木材と金属を強力にくっつけてくれます。


土台にまんべんなく塗り広げて、ステンレス板を乗せます。
瞬間接着剤ではないので、気休め程度の重しをのせて丸一日放置。


かなりしっかりくっつきました。
パン生地をこねくりまわしても、これなら全く問題なさそうです。


外装

台としては完成したので、あとは楽しい装飾の時間。

シロクマ
シロクマ

こけしの期待値があがってるからなんとか可愛くしないと・・・



土台の外側にベニヤを貼って、骨組みが見えないようにします。

ベニヤ板にも色々種類があるようなのですが、今回はシナ合板を使いました。

もっと安いラワン合板というのもあるんですが、そのまま塗料を塗ると「アク」が出るそうです。
シナ合板は見た目もキレイに加工してあって、直接塗料を塗っても大丈夫だとか。


ベニヤは専用の釘で固定しました。
小さいので見た目もあまり気にならなくていい感じです。


これで塗装して終わりでもよかったんですが、パンこね台はパン作りのメイン道具。
パン作りをするこけしのテンションがあがる見た目にすべく、いざ装飾です。

モールディングしようと思ったんですが、ホームセンターでモールディングの材料が見当たらず。
仕方なく半丸棒を買ってきました。


デザインを頭で描きつつカット。
ボンドでベニヤに貼ります。

ベニヤの一番下には、余っていた2×4材を斜めにカットして、これもボンドで貼り付けました。

畳の上直置きですみません・・・。一応ジョリっとしないように気を付けてました。


ド素人の割にはかなりオシャレになったのでは!!

あとは塗装で最終仕上げです。

塗装

シックな暗めの緑にしようと思い、ホームセンターで塗料を物色。

ニッペのSTYLE DIYシリーズ。
色はダルグリーンです。


店頭に色見本がなかったので店員さんに聞いたら、
「それはボトルが透けてるからそのままだよ!」
と言われ・・・。

シロクマ
シロクマ

・・・だいぶ違うんですけど



もうこれしかないので不安を感じながら塗ってみます。
天板に養生してぬりぬり。

塗る素材によって変わるとは思いますが、ボトル部分の色ともフタについてるシールの色とも違いました(笑)
※出来上がりの画像の色が一番肉眼と近いと思います。


完成

ついに・・・ついに完成です!!

こけしには最初に高さや材質の要望を聞き、途中からは鶴の恩返し状態で内緒でした。

初お披露目です。

こけし
こけし

パン屋さんできそう!


はしゃぐこけし。
大変ご満悦のようです。

身長150cmのこけしには、77cmの高さがピッタリ。


気になるお値段ですが、材料費と木材カット代含めて約18,000円でした。
再利用した材料もあるので、もう少しかかるかもしれません。

ちなみに既製品でステンレスのキッチン台を探すと25,000円以上は確実にします。
そして見た目も業務用感がすごいです(笑)


値段より何より、自分の手で作ったものはやっぱりいいですね。
経験者から見れば笑っちゃうようなクオリティだと思いますが、こけしが喜んでくれたので良しとします。

こね台やキッチンカウンターのDIYに、参考になれば嬉しいです。

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