【初心者必見】パン作りに必要な基本の材料はたった4つ!種類と役割を徹底解説!


どうも。こけしです。

この記事ではパン作りの材料についてお話します。

【こんな方はぜひご覧ください】

パン作りするには材料は何を揃えたらいいの?
・最低限必要な材料の種類と役割をざっくりと理解したい
・同じ材料でもたくさんの種類があるけど何を買えばいいの?


パン作りの基本の材料は粉、イースト、水、塩たったこれだけです!

砂糖や牛乳、バターなどは副材料といい、パンのバリエーションを増やす為の+α的なものです。

<strong>こけし</strong>
こけし

基本の4つの材料Onlyだとフランスパンのような硬いパンに・・・。
そして少し生地の扱いも難しい!!


今回は、「基本の材料」とよく使用する「副材料」を2点ほど紹介します。
また、「その材料がパンをおいしくする為に、どんな役割を果たしているのか」を解説します!

具体的にどんなものを購入すればいいのかも説明しているので、参考にしてみてくださいね。


<strong>こけし</strong>
こけし

パン作りの材料について、この記事でしっかり基本を押さえよう♪


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~基本の材料~


小麦粉

パンの主成分。
中に含まれるグルテンによってパンのベースを作る
(=パンが膨らむ為の土台)


パンの味や食感を決めるので、小麦粉選びはとっても重要です。

小麦粉は水を加えてこねることで、中に含まれるタンパク質が水と結合し、グルテンを形成します。

イースト菌によって発生したガスがそのグルテンで覆われることにより、パンが膨らみます。

タンパク質が多い粉
強力粉はタンパク質が多いので、グルテンがたくさん形成されふわふわなパンになる。

タンパク質が少ない粉
準強力粉はタンパク質が少ないので、膨らみの少ない歯切れのいい食感のパンになる。


<strong>こけし</strong>
こけし

小麦粉には「最強力粉・強力粉・準強力粉・中力粉・薄力粉」があるよ。
でもパン作りでは準強力粉以上のものしか使わないよ!



粉の種類やその特性、品種など、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

イースト(酵母)

パンを発酵させて膨らませる。

発酵とは?
☞イーストが小麦粉や砂糖に含まれる糖を分解すると、炭酸ガスとアルコールが発生。
このガスが前述のグルテンで覆われることによりパンが膨らむ。この過程が発酵


イーストには、生イースト・ドライイースト・インスタントドライイーストなどの種類があります。
この中でも扱いやすくオススメなのがインスタントドライイーストです。

【インスタントドライイーストのメリット

1.手に入れやすい 
  スーパーなどでも購入できます!

2.日持ちする 
  未開封で1年、開封済みでも密閉して冷蔵保存すれば半年ほどOK(でもお早めに)

3.使いやすい 
  顆粒タイプで、サラサラっと小麦粉に混ぜるだけ!


おすすめは「サフ」というメーカーのインスタントドライイースト(通称:赤サフ)です。

やわらかいパンにも、ハード系のパンにも使用できる万能なイースト。

とりあえずこれを使っておけば間違いない、と言える鉄板商品です。

3gの小袋が10個入った商品もありますよ。

① グルテンを引き締める役割を持ち、生地にコシを与える
② パンに塩味をつける
③ 殺菌効果


塩の1番大事な役割がグルテンを引き締め、生地にコシを与えることです。

生地に弾力が出て、ガスの保持力もアップします。
全く入れないと生地がベタベタして締まりが悪くなり、発酵させてもすぐにしぼんでしまいます

また、塩味は人間が美味しさを感じる大事な要素です。
塩を入れないと味気ないパンができてしまいます。

そして、塩には雑菌の繁殖を防止する効果があります。
が、入れすぎは禁物!

イーストも菌なので塩を過剰に入れると発酵が妨げられる場合があります。

これについては下記の記事でお話ししていますので、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

<strong>こけし</strong>
こけし

ほんの少しの割合しか入れないけど、パン作りには欠かせない大事な材料!
スーパーで売られている一般的な塩でOK~。


水(仕込み水)

① グルテンの形成
② イーストの活性化
③ 生地の温度調整


パン生地を作るときに入れる水を仕込み水といいます。

仕込み水の1番大事な役割は、グルテンを形成すること。

小麦粉と混ざることでタンパク質と結合しグルテンを形成することにより、パンの膨らみを助けます。

また、水分を加えることでイーストも活性化します。

もう一つ大切な役割が、仕込み水によって生地の温度を調整することです。
パン作りは生地の温度が仕上がりに大きく影響してきます。

<strong>こけし</strong>
こけし

パン生地の温度は色々な要素に影響されるよ。

気温や仕込み水の温度、発酵温度、作業台の材質、体温などなど・・・

最初は生地の温度のコントロールは難しいと思います。
まずは仕込み水の温度にだけ気をつけてやってみましょう。

仕込み水の温度は、冬場は30℃~35℃、夏場は15℃~20℃

~副材料~

砂糖

① イーストの発酵を助ける
② 甘みをつける
③ パンをしっとりさせ、老化を遅くする
 綺麗な焼き色をつける

<strong>こけし</strong>
こけし

パンは焼きあがった後、時間の経過とともにパンの水分が蒸発して固くなるよ。
これを「パンが老化する」と言うよ~

小麦粉以外にも砂糖で糖分を加えることでイーストの発酵が促進されます。
つまり、パンの膨らむ力が強くなるということですね。

また、パンに甘みを付けるだけでなく、仕上がりを柔らかくし、キレイな焼き色を付ける役目もあります。

さらに、パンの大敵である乾燥を防いでしっとり仕上げ、パンの老化を遅らせる効果があります。
砂糖は水に溶けやすく、水を抱え込む性質があるからです。

翌日もしっとりしたパンを食べたいときはパン生地に砂糖を入れましょう。

ただし、入れすぎはNG。
イーストが糖を分解しきれなくなり、生地が膨らまなくなってしまいます。

適切な量は、小麦粉の量に対して7~8%。多くても10%までにとどめましょう。

副材料ですが、砂糖はパンの食感や仕上がり、見た目に影響するとても大事なものです。

砂糖は色々な種類がありますが、最初はスーパー等で売っている上白糖でOKです。
慣れてきたら他の種類の砂糖も使ってみてくださいね♪

バター(油脂)

① パンにコクと香りを与える

② グルテンの強化

③ パン生地の柔軟性をあげ、成形しやすくする

バターを加えることで、パンにコクと香りがでます。

また、バター等の油脂は薄い膜を作ることでグルテンを強化します。
ガスを逃がしにくくなり、たくさんのガスを含むことでパンのボリュームアップに繋がります。

さらに、バターはパン生地の柔軟性を高めて捏ねやすくしてくれます。

<strong>こけし</strong>
こけし

生地をこねてみると、バターを入れる前と後では伸びが全く違うのが分かるよ♪

バターを選ぶときのポイントは1つだけ。
無塩バターを使用することです。


有塩バターだと当然ですが塩が含まれています。
ですので、材料の塩から有塩バター内に含まれる塩分量を引く必要があります。

計算が面倒になるので、無塩バターのほうがオススメ。
スーパー等に売っている普通の無塩バターでOKです。

私は食塩不使用のよつ葉バターをよく使っていますよ♪


以上がパン作りに必要な基本の材料とその役割です。覚えていただけたでしょうか?
ぜひ材料を揃えてパン作りに挑戦してみてください!

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